男のロマン「マンガ肉」


はじめに・・・

「マンガ肉」とは何か。説明せねばなるまい。
はじめ人間ギャートルズ他、マンガやアニメで肉といえば、 この形である。これにかぶりつく事こそ「男のロマン」ですが、実際に売ってるのを見たことが無いのはなぜでしょう。
それは、こんな部位が現実には無いからであります。
じゃ、あきらめるのか・・・、否!私はあきらめないぞ!!
工夫こそエンジニアの誇り、いろいろ試してみましょう。
今回のは思い浮かんだアイディアの、ほんの一例。
まだまだ方法はいっぱい思い付いたぞ!

材料

豚モモ肉

1Kg

 
豚の大腿骨

1

肉屋さんに相談しましょう

30g

 
スパイス、ハーブ

適宜

お好みで。
スモークウッド

1

今回はリンゴ
凧糸

1

 
ネット

1

ハンズなんかに売ってるぞ

作り方

仕込み(4〜7日前)
まずは下味の準備。
私は肉1kgに対して30g使います。
今回の肉は1100gだったので33g。

各種スパイス、ハーブ類を良く混ぜます。
今回は、大量のバジル(ドライ)を使いました。
それと味を引き締めるために、黒コショウ、ナツメグ。
肉の臭み消しに少量のガーリック。
その他、オレガノ、タイム、山椒、オニオンソルトをごく少量使用してみました。

これが豚の大腿骨です。

こっちがモモ肉。


実際には骨がこんな風な状態にある部位です。
じゃ、その部分を皮ごと丸々1本使えばマンガ肉になるじゃないかと思われるかもしれませんが、豚の大腿部は私のウエストくらいあります(笑)

豚の大腿骨の膨らんでる部分を肉から出す事を考えると、長さ方向が15センチくらいの肉になってしまい、直径と長さの比率がマンガ肉とはほど遠いものになります。
だいいち、重さも5kgくらいになってしまって、食い切れません。
ってなことで、この後どーなるかはお楽しみに。


いつも書いていますが、かたまりの肉は汚れています。
解体した時の血なども付いているので、流水で優しく洗って、キッチンペーパーで水分を吸い取ります。(スライス肉も実際はこの汚れた肉をスライスして売ってる訳だが、洗うこともできないしなぁ)
もちろん作業台にはラップ、手には手袋をすると、衛生的+片付け簡単。

水分を吸い取ったら、殺菌のためにアルコール消毒します。
だからと言って、無水エタノールとか無粋なものを持ち込まないようにねー。
アルコール度数の高い蒸留酒が良いですね、焼酎でもよいけど、ここは香りのウイスキーを使いました。
マッカラン30年・・は、ちょっと使う予算がないので、コープの安物にしました。(いっぱいあまってるんだ(^_^;))

先ほど作った下味材料を擦り込みます。
肉のへこんだ部分や骨のあった所には少し多目にします。
塩には味付けだけでなく、殺菌効果も期待しているからです。

薄いビニール袋に入れて、ストローなどで中の空気を吸いとります。
腐敗を防ぐために空気を抜くので、くれぐれも息を吹き込んだり、ヨダレが流れ込んだりしないように(笑)

塩をした肉からは水分が出てくるので、もしビニール袋から出て来てしまっては大変。
ジップロックみたいな密封出来るビニール袋に入れて、冷蔵庫で前日まで味を染み込ませます。
1日1回、肉の天地を返してやりますと味の偏りを防げます。
あ、骨のほうはフリーザーで保管ね。
前日作業
流水で塩抜きします。4〜5時間。
これは表面と中心部分の塩分濃度を均等にするためです。

水分をキッチンペーパーで吸い取ったら手術開始(笑)
骨のあった部分を更に包丁を入れ、骨を入れ込みます。

凧糸で縛った後、ミートネットで更に整形。

圧力鍋に400ccほど水を入れ、蒸しカゴの上に肉を置きます。


フタをちゃんとして、蒸気が出てくるまでは強火。
シュルシュルが回り出したら、弱〜中火で約30分ほど蒸し、火を止めて10分間むらします。

ここで注意! 私は15分しかやらなかったら、まだ中心部分が生でした。最終的に電子レンジかけたりして大騒ぎ。こんな事にならない様に、むらしが終わったら肉の中心部分に温度計を差し込んで、80度以上になってる事を確認しましょう。不完全な様なら、再度蒸しましょう。


粗熱が取れるまで、吊るして干します。
肉汁とか垂れてくるので、床には新聞紙などを敷きましょう。

冷めて来たら冷蔵庫に移します。
このまま明日の朝まで風乾します。
もちろん冷蔵庫にはラップを敷いときましょうね。
て言うか、この日までに中身を整理しとかないと出来ないぞ(笑)
当日作業
星野技研製スモーカー「ほしのん薫セット」に肉を吊るし、4時間スモークします。
今回はリンゴのスモークウッドを使用しました。
薫製温度調節器は65度にセットします。

煙の中に肉が見えます。
これもスケルトンな「ほしのん薫セット」ならでは(しつこいって)

どうです、この色、この艶!


スモークフレーバーたっぷりのマンガ肉が出来上がりました。
ネタばらしするまで、これが作られたマンガ肉とは気付かれませんでしたー。やっぱ雰囲気が大事っす。

食べた後の骨を振りかざして2001年宇宙の旅ごっこをやるのは、ほとんど義務ですね(笑)

捨てる時は紙袋か何かに入れてから捨てましょう。
人骨と間違えられて大騒ぎになると近所迷惑ですので(^_^;)