はじめに・・・(読みたくない人はレシピにGO!)
仕事帰り、夜空を見るでもなく首を回し、コキコキ鳴らして目線を下げると、いつもの赤提灯。のれんをくぐれば、これまたいつも見慣れた、美人とはかなり掛けはなれたママが、しわがれた声をめいいっぱい張り上げて、お客と喋っている。指定席の奥から2番目の席に座って、熱燗を手酌でくっと飲み乾し、つぶれた箱からタバコを引っ張り出して火を点ける。ママと目が合ったので、仕事の愚痴でもこぼそうかと思ったが、旨く切り出せずに料理を頼む。曲がったネクタイ、くたびれた背広で割り箸を伸ばし、口へ運ぶ。「はは、いつも旨いね」やっと見つけた会話がきっかけで晩酌が進んでゆく・・・・・
人それぞれかも知れませんが、「モツ煮」のイメージってこんな感じではないでしょうか? じゃぱにーずサラリーマンの郷愁を誘うような「モツ煮」、うーむむ、あまりカッコイー感じがしません。ですが、モツを使ったフランス料理とか、イタリア料理と言ったらどうでしょう。少しはおしゃれですか? モツ料理は日本だけの文化ではありません。モツ料理は世界中で愛されています。肉食文化という点から考えれば当然ですね。文献をちっと調べて、知ったかぶってレシピを披露してやろうかという姑息な根性を持って、図書館とか行ってみたのですが、諸外国のモツ料理に関する本は見つかりませんでした。インターネットでも探してみたのですが、検索不器用なもので見つかりません。英語のページ見てもわからないし、フランス語やドイツ語はガキんちょの言葉同様ぜんぜんわかりません。
ただ、日本人に馴染みの深いモツ料理・・って言っていいんだろうな・・もあるのです。「モツ」とは「臓物」のことで、これを使う料理は、モツ料理と言っていいのだとすれば、ソウセージも立派なモツ料理ですね。豚の小腸に肉を詰めたのがフランクフルト、羊の小腸に詰めたのがウィンナーと日本では呼ばれています。人工ケーシングに詰められたのもソーセージと言われてますけどね、そう、魚肉ソーセージもそれです。私、けっこう好きだったりしますが。アレをかじってると妙に懐かしくってね。それはそうと、ソーセージはなにも小腸に限った事ではありません。大腸や胃、十二指腸を使ったものもあって、中に詰めるのも肩肉やスネ肉、レバー、血を詰めて凝固させたものもあります。食べてみたいのですが、なかなかお目にかかりませんね。新宿のホフブロイハウスに行ってみようかな、、でも過去に何度か行ってるのですが、目に留まらなかったから無いのかもしれません(あったらゴメンナサイ)
さて、だいぶ話しが外れてしまいましたが、今日までに聞きかじった話だと、腸詰めを除くと、モツ料理は煮込み料理が多いようです。これは硬かったり、匂いがあるためでしょう。そこで私が考えたのが「モツカレー」です。カレーのスパイスで臭みは消せるし、日本人、、いや私はカレーが大・大・大好きだからです(笑)
っつーことで、梅雨明けしない98年夏のレシピは「モツカレー」となりました。「さーてさて、これら一癖も二癖もある連中を相手に、今週はどんな料理を巻き起こしてやろうかな」(初代ルパン三世を知ってるかい?)
牛モツ・・・600g(豚白モツでも美味しいと思います)
ニンジン・・・・1本
じゃがいも・・・2個
たまねぎ・・・・2個
ハウスジャワカレー中辛1箱(私の好みで)
生姜・ニンニク・ブーケガルニ・ローリエ・・・(お好みで)
ビール・・・・飲みたいだけ飲んでくれぃ
作り方
なるべく大きな鍋にモツを入れて、水をたっぷり入れて強火にかけます。
アクがどんどん出てきますので、ひたすら取りまくりましょう。約30分くらいやりましょう。ここで手を抜くと、モツ料理はひたすら臭くて、悲惨な料理になりますので、面倒がらずに頑張ってくださいね。
アクが取れたら、ザルにあけて茹でたお湯を捨てましょう。ヤカンで湯を沸かしておいて、ザルに上げたモツに掛けてあげれば、もあべたーっす。
洗った鍋にモツを移し、ニンジン、じゃがいも、たまねぎを好きなサイズに切って、ぶち込みます。ひたひたになるくらいに水を入れて、火にかけます。すり降ろしたニンニクや生姜はお好みで入れましょう。私はブーケガルニとローリエの葉も入れました。ここからはいつものカレーを作るのと同じで良いでしょう、、いつものカレー? うーむ、曖昧な表現ですねぇ。まぁ、沸騰してきたら弱火にして煮込んで、材料が柔らかくなったら、カレールーを割りいれて、またしばらく煮込むと言った具合です。
さて出来上がりました。冷えたビールを食卓に用意して、カレーを器に盛りましょう。今日はビールをがっこんがっこんやりたい気分なのでライスは無し。食べてみると、、おぉ、これはまさしくカレー味のモツ煮(^_^;)
うーむ、ライスと合うかなぁ。試してみると、うーむ、まぁ美味しい、自分で作ったものだしぃ(自画自賛モード若干突入) カレー味のモツ煮としては最高です。しかしライスとのマッチングは皆さんのご判断に任せましょう。とりあえずビールは旨い!(笑)