ほしのん風「ヤゲン炒め」の作り方

はじめに・・・(読みたくない人は飛びましょう

「ヤゲン」とは何か。鶏の胸の近くにある軟骨のことです。1羽に1つしかありません。だから貴重・・と言うわけではありませんが、あまり需要が無いのでしょう。最近では焼き鳥屋で目にする事も多くなりましたが、近所の肉屋では売っていません。余談ですが焼き鳥屋で「軟骨」って頼むとヤゲンではなく、首の近くのカッターイ軟骨が来る時があります。くれぐれも「ヤゲン」と念を押しましょう。

 私はヤゲンを探しました。タウンページであちこちの肉屋を当たってみましたが、売っていませんでした。初めてヒットしたのが、鶏肉の卸し業者で、個人には販売していないと言うのを頼んで1Kgを1000円で分けてもらいました。

 数週間は幸せな時が流れましたが、分けてもらったヤゲンも無くなり、またお願いしようと卸し業者に電話したら留守。うーむむむ、根っから「待つ」という言葉が大っキライな私は「そう言えば、弟がモツなんか買う時に市場に行くとか言ってたなぁ」ウチの近所の市場と言うと、昭島のサンタマ市場(三多摩総合食品卸売市場)を思い出し早速行ってみると、昼時だったのですがどこも閉まってます。かろうじて何軒か開いていたので訪ねてみると、市場は午前6時くらいに開いて、午前11時には大抵の店は閉めるとの事でした。

 それでも中をグルグル回ってると、開いてる肉屋を発見!
「あのぉ・・鶏の軟骨のヤゲンって言うのを探しているんですが、ありますか?」
トレーナーとジーンズで明らかに業者ではない格好の私に
「あん?串に刺してるヤツかい?それともバラ?」
ちょっと機嫌が悪そうです(^^;(オレこの手のオッサン苦手)
「どちらでも良いんですけど、出来ればバラで欲しいんですけど・・」
「何キロ欲しいの?」
「(え?(^^;)1キロで、ハイお願いします」
「はいよ800円ね」

 ヤッターヤッターヤッターマーーン!心の中で叫びました(笑)いそいそと家に帰り、解凍してみると・・・肉が多過ぎる!豚のスペアリブなら肉が多いのは喜ばしい事なのですが、ヤゲンに限っては肉が多いのは嬉しくありません。だってスペアリブは肉を食べるものだけど、ヤゲンは骨を食べるものですから。でもぜんぜん肉が付いていないのも寂しいものです。なんか言いたい事言ってますが、私の好きな割合はこんな感じのです。

 これをどこで買ったかと言うと、えーと、うーむ、あまり教えたくないなぁ、これにたどり着くまでだいぶ投資したものなぁ(ばき)でも、そーゆーケチくせー根性は嫌いなので言っちゃいますが、三多摩市場のいちばん北西にある肉屋です。屋号は覚えていません(おい)

 さて、「解凍」という言葉が出てきましたが、ヤゲンはふつう1Kg入りのビニール袋で冷凍で売っています。1回に1Kg食べる人はまず居ないと思いますので(いたらどーしよ)、小分けするために解凍します。凍ったままバキバキっと分けられなくも無いですが、ヤゲンも多数折れてしまってもったいないです。解凍の方法は、ヤゲンをビニール袋から出して、ポリ容器などに入れ、流水で解凍します。するとドレープが出たり血抜きされたりして、1Kg買ってきても900gちょいぐらいになってしまいます。それをよく水をきって小分けします。私は100gずつビニール袋に入れて、再び冷凍保存しています。肉だとこう何回も冷凍解凍を繰り返せませんが、骨だと便利ですね。

 食べる時の解凍も、ボールなどに凍ったままのヤゲンを入れて、流水で解凍します。電子レンジで1分ぐらいチンしても出来ますが、歯ごたえが落ちるような気がするのは気のせいかな? 解凍したヤゲンは、キッチンペーパーなどで、よく水気を吸い取ってから使うと美味しく出来上がります。


本編

材料

ヤゲン・・・100g
塩・・・・・適宜
黒コショウ・適宜
水・・・・・30cc
サラダ油・・小さじ1
醤油・・・・ちょっと
(すべて「だいたいこんな感じー」でやっちゃって大丈夫です)

作り方

 フライパンを中火で熱し、サラダ油を引き、ヤゲンを入れます。適当に塩・コショウしたら水を入れてフタをします。これで中心部まで火が通るまで弱火で蒸し焼き状態にします。1から2分程度かな。

 中心部に火が通ったらフタを取り、中火にして水分を飛ばします。フライパンを返しながら、焦げ目が付くようにやってくださいね。水分の蒸発が不十分だと、「コリコリ感」がなく「グズグズ感」になります。

 焦げ目が付いてきたら醤油を回し掛けて出来上がりです。コリコリ・バリボリ、ビールでも日本酒でもウイスキーで何でも合います。酒のツマミにもってこいですよ。ぜひお試しを。