ほしのん風「アジの干物」の作り方

はじめに・・・
 魚の干物を自分で作ろうと思うと、ちょっとタイヘンって感じがしますよね。魚をさばくのは良いとして、干す場所がないとか、たとえ干す場所があってもトム猫に盗まれてしまう心配もあります。地対空ミサイルを用意したいくらいです(ちとネタがマニーかな)。部屋で一夜干しを作るにしても、ハエが寄ってきたりして不衛生な感じがします。
 しかーーし!そんなこんなの心配をしなくても、簡単に干物を自作できるのです。それは、冷蔵庫とピチットシートがこの世にあるからです。科学に感謝。この方法で作れば塩分控えめ、しかも太陽光で熱が発生することもないので、脂分が酸化することもないのです。日に当てた干物の方が美味しいかどうかの議論は、とりあえず置いといて、干物の自作を楽しみましょう(^_^)
 今回はアジを使います。アジじゃなくても、サンマ、サバ、キンメ、カマス、鯛・・などなど色んな干物を作れますが、とりあえずアジは安いし(^_^;)さばくのも簡単。魚料理のビギナー向けみたいな魚ですね、アジは。


材料

アジ・・・2尾
塩・・・・75g
水・・・・1.5リットル
鷹の爪・・1本(無くても可)

ピチットシート・・・2枚(miniなら4枚)

作り方

 5パーセントの食塩水を作るには、えーと、95gの水に5gの塩?、あれ?100gの水に5gの塩?、うーむ、まぁ細かい事は気にしないで、いつも通りガンガンやっちゃいましょう(笑) 1.5リットルの水に、75gの塩を溶かします。

 スグには溶けません。水の中にぶち込んでおけば、10分もすれば溶けてきますので心配無用です。容器ですが、大きなバットとかあると良いですね。私は持って無いので、洗面器を使ってます。料理専用に1つ持っているのです、ステンレスのバットより安いので。くれぐれも風呂場のを使わないように(^_^;)

 さて、アジを開きましょう。背中から開くとかっこいー感じがします。背中をまな板の手前に、頭を右に持ってきて、中心線のスグ上に包丁を入れて行きます。

 あ、まな板に新聞紙を敷いておくと、後片付けが楽ですよ。頭を開くには刃の厚い出刃包丁がないと恐いかも知れませんね。そんな時は頭を先に落としてしまった方が楽です。(食べない人も多いでしょ。3枚におろして、骨をぜんぶ取った干物も食べやすくて美味しいですよ。軟弱な近頃のガキ、もとい、繊細なお子様にも好評かも)

 開いたら内臓とエラを取り、流水でよく洗います。お腹の内側の黒い皮も取りましょう。「もう捨てようかなー」って感じの歯ブラシで優しく撫でると、簡単に取れますよ。くれぐれも強く擦らないで下さいねー、身がなくなっちゃいますよ(笑)

 キレイになったら、塩水に漬けます。1時間ってとこですね。漬け終わったら、キッチンペーパーなどで、よく水分を吸い取り、ピチットシートでくるみます。これがピチットシート。

 私は手許にminiサイズしかなかったので、魚の裏おもてで、2枚使ってくるみました。なるべくシートが魚の身に密着するように、隙間が少ないようにくるむのがコツです。

 このまま冷蔵庫で24時間入れておきます。お皿などの平たい器が良いですね。ラップなんかしないで下さいね、乾かないから(^_^;)

 さて、24時間経って魚から剥がしたピチットシートです。中の海草成分だかなんだかが水だけを吸ってくれます。旨味はそのまま凝縮されます。便利ですね。

 これが出来上がったアジの干物です。美しいでしょう(^_^)、スーパーなんかで売ってるのとは比べ物になりません。理由はいくつか考えられます。まず内臓をきれいに取り除くから。そして洗浄が丁寧ですので、漬け汁が汚れないんですね。

 「魚を焼くのは、強火の遠火」と言われますが、ガスコンロのグリルだと、そういう訳にも行きませんね。コンロの個性にもよると思いますが、ウチのだと、いちばん弱い火でじっくり焼くと、旨く焼けます。

 さーて焼き上がりました。ビールでも日本酒でもなんでもやりながら、いただきましょう(^_^) うーーん、自然な味。化学調味料こってりの不自然な味がしません。さっぱりしていて、いくらでも口に入ってしまいます。もっ、たまりませんっ(笑)


 この方法で2日、3日、、1週間といろんな乾燥度の干物を作れますが、その場合は、最初の12時間が経ったら、ピチットシートを交換して下さい。魚にくっ付いて、取れなくなります(^_^;)