久方ぶりのフォトジェニック。とりあえずアノ髪型と目が赤けりゃ綾波である。 月がバックだったりすると、どんなCGであろうが誰も異論は唱えぬであろう。 また、ぺインターでサクサク塗ってしまいました(泣)。 でも、綾波いいなぁ。ナンかのアンソロジー集でケンスケにレイの事を「鋼の属性、兵器の匂い」と言わしめた作者が居たが、まさにそんな感じかも。小銃に喩えるならステアーAUGか。 …実は私、エバ最初に見たのが第12話。んで、強烈に印象的だったのが綾波の顔色。どう見ても鉄がベースの赤血球じゃなくて、銅かなにかが代わりに使われているんじゃないか?と思ったのがハマリの原因か?後にやっぱ赤い血だということが判明して、ちょっと残念でしたが(謎)。 綾波ってーと「人形」とか反射的連想な事を言う人もいるんですが、わたしゃ、見て思った。「楽そう」。綾波は、感情とか、ホレ、そおいうホルモンドリブンな「動物さん的」うざって〜部分を最初から持ってない。ゆえに最も効率的な行動が取れる。…と、思った。うーん。その時、煮詰まってたんでしょうねぇ<俺(笑) ま〜、上でも書いたけど、綾波って極度に記号化されてるので非常に描きやすい対象ですな。幼稚園児にクレヨン握らせても、エヴァンジェリストには「綾波レイ」だと認識可能でしょう。果たしてそんなモン描く必要があるのか?とか思ったりしてたんですが。 ま、絵なんてものは、描いた人の持つ固有のノイズを貴ぶものだったりするわけで、このノイズの事を、個性とか言ったりしてます。んで、綾波のように、極度に一般化/記号化した対象なら、「自分の持つノイズがどれくらい人に受け入れられるか?」という絵描きにとっては気ィも狂わんばかりの疑問に割合簡単に答えることができるワケですね。…とか。思ってたら、神林長平の「スフィンクスマシン」(ハヤカワJA/「言葉使い師」収録)を思い出したりして、己が綾波描きたくなる理由…に納得したりしました(笑)。 いや。やぱ脳かな。遺伝子飛ばす事ができないんで、せめて模倣子(固有のノイズ〜)を認識される確率の高い形態(綾波)に変換しネットに流したがったとか。こっちが当たりか?じゃないとなぁ、貞本氏のノイズが既に混入したキャラクター表が、ノイズレスな状態として、そこからまた個別のノイズを適用するこのジャンルは、S/N比を割り出す(似てる/似てない)ことすら無意味な低解像度の情報しか産み出さねぇもんな。 |
Conclusion |
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